PURPOSE

Our mission

英語の通じる街実行委員会は2013年、川越の国際観光都市をめざす地元の有志によって設立されました。東京に近く、本物の江戸の歴史と文化を残す川越は、国際観光都市としての素質を有していますが、川越が真の国際観光都市として今後発展・持続していくためには観光資源だけでなく、川越に来訪する外国人観光客に対する地域の人々の温かい「おもてなしの心」が重要です。そしてこの「心」を伝える手段として世界言語である英語の地域普及が必要であり、その実現に貢献していくのが私達「英語の通じる街実行委員会」の使命と考えました。
当委員会の取り組みは2016年から毎年、市民英語ボランティアの発掘をめざして「英語でニッポンを語ろうコンテスト」を開催してまいりました。そして2018年にNPO法人化をし、市民英語ボランティアの育成事業と市民英語ボランティアの活躍の場の提供を川越市と連携しながら実施しております。現在、当委員会の英語ボランティア数は230名を越え(2022年1月現在登録者数)着実に私達は目標に向かって前進しております。現在コロナウィルス禍で来日外国人観光客は見込めない状況ですが、私達が行うワークショップやプロジェクトに地元在住の外国人の方々が参加していただくようになり、英語ボランティアさんとの交流の機会が生まれ、在日外国人の皆さんが地域を理解し、親交を深める場となっております。国際化は観光客だけでなく地域在住の外国人の皆さんとの絆を深めることも含まれる事を私たちは学び、コロナ禍が収束し再び多くの外国人観光客を迎える時には、英語ボランティアさんと在住外国人の皆さんがチームとなって活躍してくれる事を期待しています。こうした私達の取り組みが全国の地方都市に広がり、日本の国際化と観光立国日本の実現に貢献できれば幸いです。

our Vision

川越を国際観光都市として世界へ発信していきたい

NPO法人 英語の通じる街実行委員会 理事長 谷島 賢

谷島 賢

NPO法人 英語の通じる街実行委員会 理事長

新型コロナウィルス禍が過去のものとなり、日本経済が再び活気を取り戻しているように感じます。しかしながら、現在の日本の実態は、少子高齢化によって国内消費額が低迷し、慢性的な人手不足で事業活動に制限が出ています。このままでは日本が衰退していくことは避けられませんが、幸いなことに、平和で魅力的な観光資源が豊富な日本は世界中の外国人観光客が訪れたい国のランキングで常に上位に位置し、新型コロナウィルス禍後も訪日外国人観光客の数は増加しています。川越市も同様に、過去最高の外国人観光客数を記録し、蔵の街は大変な賑わいとなっています。こうした外国人観光客の消費を取り込み、また日本で働く外国人が増えることで、日本社会の新たな成長パターンとなる可能性があります。そして、これは観光先進諸国ではごく普通のことであり、まさに日本の将来をかけたグローバル化の幕開けです。
NPOである”英語の通じる街実行委員会”は、川越を訪れる外国人観光客をおもてなしの心で案内する英語ボランティアスタッフを育成し、定期的な英語ボランティアガイド、有料英語ガイド、川越市のイベント協力、外国人との国際交流活動を通じて、スタッフの自己成長と地域貢献の機会を提供します。また、川越を好きになっていただいた外国人が、川越を海外に発信していただくことで、川越が国際観光都市となることを目指しています。川越を訪れる外国人観光客や働く外国人が地域の人々と一体となり、差別なく、相手を思いやる、楽しく共存できるコスモポリタンな川越になることが私たちの願いです。私たちの活動の趣旨に賛同して活動を一緒に行ってくれる方、また私たちの活動に協力、支援していただける企業や諸団体の参加を心より歓迎いたします。皆様のご協力が、地域の国際化と文化交流の促進につながります。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

谷島 賢 Masaru Yajima
NPO法人 英語の通じる街実行委員会 理事長

1978年成蹊大学法学部卒業。2005年英国ウェールズ大学MBA課程修了。2013埼玉大学院理工学研究科博士課程修了。1980年イーグルバス株式会社を設立。
関東運輸局選定初代地域公共交通マイスターとして、路線バス再生、地域おこしに精力的に活動。日経ビジネス(2011年)「次代を創る100人」に選ばれ、2014年国土交通大臣賞を受賞。平成28年度「彩の国経営革新モデル企業」(埼玉県)指定(2017年)。現在、ラオス人民民主共和国からの要請を受けて首都ビエンチャンの国営バス公社に技術を供与している。